- 研究の目的および意義
我が国の神経障害性疼痛の有病者数は成人人口換算で600万人と推定され、その多くは中高齢者と報告されています。また、一般的に神経障害性疼痛は慢性疼痛疾患の中でも、罹患期間が長く薬物治療は長期化することもあります。そのため、神経障害性疼痛治療薬では長期処方が多いこと、さらに用量を控えめに設定する傾向があると報告されています。(EXPERT OPINION ON PHARMACOTHERAPY VOL. 20 NO. 16, 2041-2052, 2019)
神経障害性疼痛治療薬ミロガバリンは初期用量から開始し、維持量まで増量が必要な薬剤ですが、腎臓から排泄される薬剤であるため腎機能が低下した患者様では用量制限が設定されています。また、主な副作用として傾眠、浮動性めまいの副作用が報告されています。
ミロガバリンを安全かつ効果的に継続するためには、患者様の生活背景、痛みの程度、併用薬を考慮し、投与量を調節する必要があります。
そこで今回、ミロガバリンを1年間同じ投与量で服用中の患者様の痛みの程度および投与量の実態を後方視的に調査します。
- 研究の内容および方法
(1)2024年4月から2025年7月の期間に(株)ファーマアシストこのみ薬局清須店に来局したミロガバリンが処方され、かつ2024年4月から1年間ミロガバリンの投与量が同一である患者様を対象として調査します。
また、同期間、同条件で(株)ファーマアシスト系列薬局において調剤された高齢者施設へ入居中の患者様も対象として調査します。
(2)保険薬局に管理されている調剤録および服薬指導記録をもとに、年齢、性別、体重、腎機能検査値、痛みの程度(NRSもしくはFRS)、痛みの種類などについて調査を行います。
3.研究の参加とその撤回について
今回の研究では、保険薬局において、既に管理されている患者様の記録を使用させていただきます。研究の参加は患者様の自由意思であり、辞退されても不利な扱いをされることは一切ありません。この研究の対象となる方で、参加の辞退を希望される方はご連絡ください。
4.プライバシーの保護および個人情報の保護について
個人情報保護法に基づき個人情報の管理を行い、本研究で得られた個人情報は、本研究目的以外には使用されることはありません。個人情報の取り扱いには十分注意し、情報の紛失や本研究の参加者個人が特定されることを防ぐため、聞き取り調査データは、ククル薬局において、それぞれ、パスワードを設定したファイルに記録し、USBメモリに保存して、鍵のかかるキャビネットに保管します。そのため、第三者が直接参加者を識別できる情報を閲覧することはできません。
5.研究結果の公表について
この研究で得られた成果は、学会発表や論文発表を予定しております。その際、個人を識別できる情報は一切含みません。
6.費用の負担や謝礼について
この研究は、保険薬局において、既に管理している患者様の記録を使用させていただきますので、一切ございません。
7.連絡先について
この研究のことで何かわからないことや心配なことがありましたら、いつでも、下記に記載されている薬剤師にお尋ねください。
研究責任者(薬剤師)加藤義章
連絡先電話番号:0568-48-0488(ククル薬局)

